2015年03月21日

大阪維新「都構想」の資料掲載について

 都構想って何?
 そう思ってホームページを開けてみたら、重すぎてなかなか開かず…。
 あのホームページってみんなちゃんと開くんだろうか。
 ちなみに大阪維新の会作成ホームページ(大阪都構想 二重行政をなくす、豊かな大阪をつくる)
 http://oneosaka.jp/tokoso/
 さて、都構想って何、と思って説明を開けてみたのだが、なんか出だしから変な説明が図付きであったので詳しく見てみようと思った。
 ちなみに先に書いておくと、橋下徹が大阪府知事に就任したのが2008年(平成20年)、大阪市長に就任したのが2012年(平成24年)。

「大阪の現状、知ってほしいこと」と題されたページより。(クリックすると拡大します)
「01 生活保護率ワースト一位」
都構想1.png
 生活保護費の受給、大阪市が他と比べて増加している理由は、大阪市なら簡単に認定がおりるから他の自治体が行けといっているせいもあった。ソースはNHKが取材したものだったと思う。そしてもう一つの理由は、大阪の西成区を支えていた公共事業などの仕事が極端に減少し、大阪府が雇っていた非正規職員が大量に解雇されたせいもあると想う。私自身過去の記事で今から非正規で切られようとしている人は結局生活保護者になるだけじゃないのと書いた覚えがある(現在理由があって非表示にしてある)。
 2008年(平成20年)、橋下氏の就任とほぼ同時にスタートした緊縮財政のあおりが如実に出ていると考えてよかろうと思う。(詳細は後で)
 この折れ線グラフがなぜかバブル真っ只中の昭和60年を基準とし、なぜか途中まで当たり前の下げ率な気がするのだけど、そのことは後に譲るとして次に続くものを見てみると、

「02 こんなに低い世帯収入」
都構想2.png

 世帯収入が平成20年のものを使用しているのだけれど、このグラフの元になる統計、今年のが既に出ているので差し替えてほしいかも。
 生活保護費のグラフを見るとだいたい平成20年は大阪市が他の都市の2.5倍ぐらいなので、別に200万以下が他の自治体の2.6倍です!と書く必要もないとは思うのだが。(当然の結果だよね)

「03 会社が逃げていく大阪」
都構想3.png

 そもそも上の生活保護費もなんですが、なぜバブル全盛期の昭和60年と比較するのかと。
 そりゃ、バブル全盛期から比較したらこうなりますよね。
 まさか「錬金術」をねらっているわけじゃありませんよね。
 若い人は確かにひっかかるかもしれない。
 ちなみにバブル崩壊は平成3年と言われている。参考までに。
 それで、ここに一つ問題があるのですが、事業所が現象したからといって、「逃げた」とは限らないんですよね。倒産したということも多いかと。ここに資料が事業所とあるので、「企業」ではありません。「会社」というのは普通「企業」だと思うんだけど。この資料の基になっている事業所というのは支店とか、おばさん一人で営業してた服屋さんとかも含まれるんですよね。支店の採算が合わないので閉店する、おばさんがもうからなくなったので閉店する、そういうこと。
 タイトル間違えてますよ。
 大阪市内の店舗のシャッター率が上がったのも、実は過去の記事で書いたかと思うが、この橋下さんの就任した後からで、全国がリーマンショック後に減少率が4%改善しているのに対し大阪はなぜか回復せずに横ばい。 
 しかもこの03のグラフは謎で、01の生活保護費、02の世帯収入のは大都市と比較しているのにこのグラフは全国と比較してること。そりゃ、リーマンショックの後に他の大都市圏は疲弊する地方と違って事業所減少率がより改善している可能性がありますから、全国と比較しなきゃいけないってことでしょう。
 
「04 とまらない経済低迷」
都構想4.png

 これも平成13年から比較している意味がよくわからない。
 むしろいるのはここでしょ。
都構想4-2.png
 全国が上昇しているのに、リーマンショック後大阪はGDPは上がってない。

 この4つの資料の問題点は、
1、基礎となる資料の年がばらばら
2、バブル全盛期から比較している
3、リーマンショックの説明がない
4、橋下氏の府知事・市長就任による緊縮財政の時期と関連を記していない。
5、GDPや世帯収入に関し、経済回復の兆しを見せた24年以降の資料を採用していない。(大阪の経済が全く停滞しているような印象を与える。デフレマインド助長の目的でも?)
 
 恣意的で信用性に欠けるこの資料を参考にすると、一番上の資料が如実に記しているように、大阪は意味不明にデフレから抜け出していないということじゃないかと思うのですが。これは生活保護費受給の基準がさして厳しくなってないというのもあるのでしょうが、それに加えてアベノミクス効果が何も出ていないという可能性もあるのでは。(ていうか、国政からしたらこんな変な資料載せるなって感じ。)
 まあね、大阪だけが未だにあの民主党がやってた「仕訳」というデフレ助長政策を府知事と市長が一緒になってやっているのだから。公務員の給料を減らし、公務員の給料を減らすということは中小企業の給与にも少なからず影響するというのはおわかりかと思うし、当然府全体の自治体に交付する金や公共事業、その他の経費をがつがつと減らして行けば、そこから受注していた企業の収入もがつがつと減り、減れば給与も減り(当然公務員も含む)、給与が減れば金も使われない、金が使われないと小売店がまず打撃を受けて事業主が減り、・・・つまりデフレですな。
 
 恣意的で信用性に欠ける資料だが、大阪維新が大阪に何をもたらしたのかが見える。そしてもしかしたらアベノミクスの効果が一番反映していない残念な自治体かもしれない。効果が反映されないだけではなく、さらにもしかしたら地方交付金2000億円以上をぶんどる、国に一番迷惑をかけている自治体かもしれない。(大阪府は記債許可団体に転落してるらしいし。)

 どちらにせよ大阪維新さんはこの恣意的な資料を作り直して新しいの出さないと、ぱっと見に若者は騙せても、ちょっと資料見る習慣のある人は騙せませんよ。
 平成27年3月現在のものにしないと。
 統一できないなら自分で調査して信用に値するものを提出するべきですね。

 この変な説明ページに関する続き、次回。
posted by きよら at 23:36| 橋下徹政界引退記念

2015年03月18日

橋下維新の民営化にびっくりするの件

 なんか久しぶりにパソコン立ち上げたらいろんなとこ見てしまって時間切れになってしまいそう。

 この間ネットうろうろしてたら「石原慎太郎が橋下徹のことを批判している」というのを見かけた。原発問題であっさり党が割れて、結局衆議院選の前に分裂し、結とくっついちゃったとかいう。
 私はあのいわゆる、橋下徹が太陽の党のおいしいとこだけいただいて、利用できなさそうになったら決裂し、他に乗り換えるというのは今まで何度も見てきたから石原氏の時もそうなると思っていて、なんでそれなのによりにもよってあれと組むかな、と思ってました。
 美辞麗句にのせられちゃうんだよね、たぶん。
 で、いい気にさせて丸め込んで、おいしいとこだけいただいて、さよならしてしまう。
 まあ今更だけど最初から見てみよう。
@第一次安倍内閣で安倍晋三首相が退陣の時に入院したときの橋下氏の発言。
「子供がおなかが痛くなって学校休むって言ってるのと同じ。」(関西夕方のワイドショー)
 ↓
A大阪自民党から知事立候補の話があり、橋下氏立候補。言葉は忘れたが安倍氏を擁護。
 ↓
B民主党が力をつけるや否や、民主党と、民主党から出馬の大阪市長平松氏にすりより。
 ↓
C民主党の人気がなくなるや否や、民主と袂を分かち、旧自民党系の府議会議員を巻き込んで大阪維新の会創設。(このBとCの時系列は怪しい。BかCで難癖つけて自民と別れたのは確か。)
 ↓
D都構想を言い出すや否や、平松市長を罵倒。市長選に立候補。
 ↓
E都構想実現のため国政政党の必要性を言いだし、維新の党設立。太陽の党石原氏にすりより、合併。共同代表に。
 ↓
F衆院選にあたって原発問題で亀裂が生じ石原氏と袂をわかち、結の党と合併。江田氏と共同代表に。
 ↓
next! 参院選にあたって〇〇で亀裂が生じ、江田氏と決裂。△△と合併。●●と共同代表に。

 石原さん、例外なんてありませんよ、橋下さんに。二度あることは三度あるなんてかわいいものじゃないし、自分だけは違うなんてことはありません。参院選が終わったらきっと今度は安倍総理に近づいて@あたりにステージアップして戻るんじゃないかしら。「いやいや、連立を組むなら村山さんの時と同じように僕を総理にしてください」かな。「形だけで構わないんです」こんな感じかな。

 でも私今日はそんなことを書くためにここ開けたわけではなく、この間NHK見たらなんか変なことが起こってるのを知ってちらっと書いてみようと思って開けたのでした。
 変なことが何かというと「大阪市音楽団」のことが描かれていて、最初ぼーっと見てたんだけど、なんか「民営化」とか。
 は?
 大阪市音楽団の歴史についてはぜひ、wikipedia等で調べていただきたい。
 そこを見たら右派の人はおわかりかと思うが、前回橋下氏は左派だと私は書いたけど、この人は間違いなく右派ではないと思う。
 
 しかし楽団の民営化って何だろう。
 こういうのはだいたいは市民の皆様に安価で質の高い音楽を提供し、さらに市の大きな行事にあたって颯爽と腕を
 民営化?
 なんかなんで民営化するのかさっぱりわからないんだけど。
 で、楽団経営に携わる人がいて奔走してんだよね。
 最後楽団が観客の皆様にサービスして握手会。
 手を差し出し・・・その手や腕にはちゃんと保険かかってんの?
 まあ楽団にかかわらず、ミュージシャンたちにはスポンサーがいて、そういうスポンサーで成り立って演奏会を開き、日本を回り、世界を回り
 市営の楽団を民営化?
 ナンダソリャ
 ギャグか?
 
 そこで私はつらつらと橋下徹という人がなぜ民営化民営化と言うのかと考え始めた。(いやもっと早くから考えていたけど話の流れとしてこう持って行く方が書きやすいし・・・)
 小泉純一郎の真似なんだよね。
 日本郵政民営化の。
 「小泉の改革に力を。」
 改革改革言うのも彼の真似だと思うけど。
 まあ一番うけた総理は真似しておくに限るわ。
 小泉首相も当時、このままでは将来の子供たちに膨大な借金を残すことになるので切り離すべきは切り離しうんたらかんたらいってた、確かに。
 借金を減らすため。
 ただ、小泉首相の郵政民営化というのは、多くの人たちを露頭に迷わす危険を生むなんてことはせず、一応郵便事業に保険・貯金事業をつけて民営化に踏み切らせた。要するにスポンサーをつけて切り離したということなんだ。
 この行動に踏み切ったのはもう一つ、日本の他の流通業が成熟していて、たとえ郵便会社が台無しになっても大和さんと佐川さんがなんとかしてくれるという保険があった。加えてコンビニやネット事業等との協力で生き残りをかけて開拓ができないわけでもない。
 これが小泉首相の郵政民営化。
 私は反対だったけどね。これやると地方局がすたれた時に翌日しか来てくれない宅配屋さんとかを頼りにしなけりゃいけない地域もあったわけよ。まあ小泉さんの改革って基本地方無視だったような覚えがあるけど。(もう忘れちゃった。)
 
 それで橋下さんに戻ると、この人の民営化は小泉さんの表面だけ真似て本当に無節操極まりない。とにかくなんでも民営化。保育園も幼稚園も民営化、掃除事業も地下鉄参入も民営化、学校の先生も民営化。
 いろいろと説明するの面倒なんだけど、アレモコレモ民営化しちゃって、それ海外資本にとられたらどうするの。例えば中国とか。
 社員が職を失わずに済むならたとえ外国資本でも売りましょうっていうのが企業の考え方よ。
 でも公共性の高いものというのは日本という国で確保しておかないと、日本の法律が行き届かない危険性が出てくるんじゃないの?
 市営地下鉄も切り離しましょうって話が浮いていたようだけど、あれ身売りしたら大阪大都心は全部その上にあるのでどっかが買い取って、運賃を恣意的に引き上げたらとか、止めたらとか、考えたりしないのかしら。他の地上を走る鉄道会社とは違うし、中心部はどことも競合してないんだよね、大阪の場合。御堂筋線、堺筋線、谷町線、中央線の上を走るのは経営母体が同じの大阪市営バスだけだし。
 まあ過激派を引き込むのも経営者によっては可能になるって話だよね。
 本当にするのかしら、地下鉄民営化。
 日本って本当に平和ボケしてるかもとは思います、たしかに。
 で、保育園とか幼稚園を民営化してしまうと、景気回復したら引き上げるんだよね、保育料を。全員で結託してあげればいいんじゃん。日本人だけならそうでもないかもだけど外国人が経営に入るとどうなるかもわからないしさ、民営化ってことは企業が経営してもいいってことでしょう。そうするとお金のない家庭は保育園や幼稚園いけなくなっちゃう。いけなくなったら困るから自治体が補助する。いくつかだけに限定すると不公平になるから全体に補助金を出すようになる。
 かえってお金かかることにはならないかな。
 どうでしょうね。
 なんか日本を守るのに武力の話ばっかりしてるけど、そういう外国からの参入の仕方も十分可能性としてはあるんだよね。
 考えなくていいのかしら。
 余談だけどこの民営化の話、「たかじんのそこまで言って委員会」で多くのパネラーが賛成にしてて、三宅久之がなくなり、もうダメだあと思って長く見てないけどまだやってんのかしら。たかじんも亡くなったことだし、お友達かばって素っ頓狂なこというならもうやめればいいのに。
 まあテレビに出ている弁護士や文化人っていうのは無能な奴が多いと思ったという主旨の発言をしていたのはこの番組に出ていた茶髪の風雲児時代の橋下徹の言葉だけど・・・(その時、自分は入ってないの?と思ったものだった。)

 まあ大阪市音楽団が外国人経営になるとは考え難いけど。

 おや、時間がなくなった。
 都構想の二重行政解消ってのもわけがわからないんだよね。
 そもそも二重にしないと手が回らないから二重にしてたんじゃないの?
 不景気で人が足りてたけど動きだしたらそうはいかないんじゃないかしら。
 編成地図みたら富裕区域とそうでない区域をあえて混ぜ混ぜにした区割りになってたから、彼なりの共産主義的発想なんですかね。
 ほら、貧乏なところにお金がまわるし、学校も統廃合が進むし、豊かな家の地域の学校なんてのがなくなって授業を受ける生徒の層が偏らず、大人も行事や地域のこと、お役所もみんなで仲良くっていう。平等。でも生活保護者は西成とかが多いんだから、あの辺の区役所は残さないとダメだよね。かなりの人数が並んで役場の人もたいへんみたいだし、商業地域と並ばせたら業務が回らなくなるよ。

 しかし病院や学校が二重(この場合は高校?)だというけど、一体化したら病院つぶすのかい。
 多くの施設つぶすんですかい。
 景気回復したら人もものも動くのでつぶさない方がいいとは思うんですけど。
 この場合は病院ではなく、体育館や図書館ね。動けば金が落ちる、お金が回る。
 つぶすの?
 もしかしてこれも民営化? 本借りるのにお金がいるとか。
 橋下さんにとって知の財産ってなんなんでしょうね。文楽の支援金打ち切りの時も思ったけど。
 まあ心豊かであれば、7回も裏切りのメロディは流れないか。
 あ、次、江田さんですから。
 例外なんてないみたいですよ、この人の場合。
posted by きよら at 23:24| 橋下徹政界引退記念