2011年11月30日

大阪の私立高校無償化について

 大阪の私立高校は今年度から無償化されている。
 誰が発案したのか知らないけど、言い出したのは橋下氏。
 競争力を増して、公立学校の先生に発奮させようということらしい。
 が、これは私が今いる自治体の先生にも、大阪の先生にきいても、「私立を無償化って馬鹿じゃないの?」というようなことしか言われない。
 それから、「私立の方が設備がいいんだから、みんな私立に行くに決まってるじゃん。」とも。

 実際、私立はどれぐらい公立と比べて有利なのか。
 私もトータルで約6年、私立にいたことがあるので、一応並べてみよう。
 まず施設面。
 校舎が新しくて綺麗。
 空調にいちいち「使っていい期間」が設けられていない。
 駅から近い(遠い場合は学校専用バスが出ている)。
 こんな感じ?

 これだけでも大きいよね。うちの母校が今年私学無償化を受けて定員割れした原因って(底辺校じゃありませんよ。中堅中〜上位から下位に落ちたけど)、たぶん終点駅で駅から歩いて20分のせいだと思う。
 
 運営状態の利点。
 長期休暇のたびに講習がある。
 授業の後に補習がある。
 社会科で、教科書を買わせ時間割に教科名は入ってるけど、実質必修教科をやらず嘘の申請をして受験科目に専念してもばれてない。
 高校三年生で検定教科書を使って授業をやらず、入試問題ばっかりやっても誰にも怒られない。
 うるさく授業妨害する生徒がいたら罵倒しても、呼び出して怒っても、「教育委員会に…」といえる生徒がいない。 
 成績一覧を名前を明らかにして貼りだして、競争心をあおっても「個人情報が…」と言われない。
 グランドが狭いけど体育祭は空調つきの大阪城ホールとか借りてやる。
 有名私立と提携してほぼ無試験で進学できるチャンスも。
 
 ・・・いいねえ! こんなに良かったっけ?
 
 あと、コート、靴、鞄が既に高価なもので指定されているので、生徒間に差が生じないとか?
 
 教師にとってもいいんだけどね。
 基本給1.5倍じゃん。
 できる先生は逃がさないために契約更改で高くされるし。
 長期休暇中の講習・放課後補習は別料金でしょ。
 進学率がそれなりに良かったら3月に寸志が出る。(寸志は上の学校ではしょっちゅう出てる)。
 保護者からの贈り物や賄賂は別に受け取っても怒られない。2万円のワイシャツ券とか商品券とか。(単位を金で買えると言われている学校もあるらしいし。)
 担任とかしたら、いちいち手当てが出る。 

 …いいねえ! こんなに良かったっけ?

 ただ、とてつもなくこき使う学校もあって、割にあってないと感じることもある。

 目に見えて違う。
 それなのに、競争させるのはおかしくないだろうか。
 ただなら私だって私学に行くよ。修学旅行だって海外だし。
 やはり競争させるなら、同じ土俵にしないと。
 生徒を呼び込むだけの魅力ある学校にと言いたいなら、それだけ金かけなきゃ。
 駅から遠い学校は送迎バスを出すとか、空調は寒くなったら暑くなったらつけるとか、雨漏りしている校舎は立て直すとか。せめて、校内のセメントはぼこぼこがないように敷きなおすとかさ。
 成績別クラスに編成しなおすとか。
 どんな手を使っても授業妨害する生徒は黙らせていいとか、先生たちが講習するたびに金を出すとかさ。
 そんな金も満足に出さない、どころか、下げるんだったら、力のある先生はお誘いがあれば私立なり予備校なりに行くよ。
 嫌なら辞めろって言ったのは橋下氏自身だし。
 そんなやっすいところで頑張る利点は何やねん。
 いつ飛ばされるかわからん、4年、下手したら1年でとばされる、慣れたと思ったらすぐどっかいかんならんかもしれん、給料は安い、なんでこんなんやるのって仕事が多い、土日と放課後は部活に全部とられてすごい薄給(日給2000円ぐらいでしょ?)なのに定時前に帰るには有給を消費しないといけない。
 お誘いがあればすぐ辞めるわ。
 給料ええとこに変わるやろ。
 結果として安い給料がいやで変わって、優秀な先生が出て行き、さらに不利な条件になって、私学と競争力をとかなんとかって−−なんか矛盾してない?
 気のせい?
 ただでさえ外の条件も悪いのに、自分で中の条件を悪くしておいて、「おい、働けよ! 成績だせよ!」
 
 いじめちゃうん。
 そんで、学校の送迎バスも出せへんのに、大阪基本条例では3年連続定員割れを起こしたら、統廃合の対象にするとか言うてるんでしょ?
 わけがわからない。

 実は現実問題私学の方でも、実際見込んだ数よりかなりの併願者の戻りがあり、あるだけの教室には入りきれず、定員をはるかに超えて入れているため、目が行き届かず混乱を起こしてるとか。
 これは公立にもいえて、来年の生徒の数がぎりぎりまで読めないことになり、数を見誤って教員があぶれたり、講師の確保が難しくなる現実が待っていたりする。 
 他にも、私立は有料であることでセレブの子女の入学を見越し、学校の品性を保つことをウリにしているところもあるのに、それが保てないとか。
 
 たぶんオチは、橋下氏に進言したその人が、子供が高校生になるぐらいの年の人で、自分の子供を私立に行かせたいから理屈をつけてこんな案を出したん違うかと思うけど、そんな誰がみても明らかなことを客観的な判断もでけへんほど、橋下という人は腐ってしまったのだろうか。
 
 ただ、最後に一つフォローしておくと、公立のよいところはその「自由な気風」で、それは他を差し置いても尊重できる価値がある。学校それぞれに歴史と校風があり、金が安いだけで選ばれているわけではない。教師にしても、どんな進学校でも「いかに仕事の手を抜くか」の相談なんてしていない。
 その良ささえも見失い、最近はひどく混乱しているような気配が感じられて仕方がない。
posted by きよら at 22:44| 橋下徹政界引退記念

2011年11月28日

大阪の教育基本条例、教員評価制度について

 大阪の教員評価制度について一つもの申す。
 教育基本条例なるものの一貫なのかな?
 これ生徒の授業アンケートと管理職の授業観察で決めるのよね、大方は。
 去年その授業アンケートやったよ、私。
 正規教諭の嫌なクラスを割り振られる講師にもかかわらず、8割方「よくわかる」の結果だった私が、個人的に教員としてもの申す必要もないし、8割方「よくわかる」だったにもかかわらず採用試験には落とされた私が、もの申す権利もないんだけれども、一教育にかかわって内部を知っているものから「もの申す」。
 ツイッターでもちょっと書いたけど、こういうアンケートって、本当に良質の授業を求める予備校生に対して行うなら話はわかるんだけど、普通科の生徒を対象にしてやれば結果は、だいたい成績の悪いクラスから悪くなるのはわかりきっていることでして、なぜかというと、自分の勉強しないのを教師のせいにしたい。
 いやいや、先生の指導が足りないからでしょうと突っ込みたい人もいるだろうが、このアンケートは二回あって、実際試してみたのだけど、悪い結果のやつは、「ノートの書き方を変えてほしい」だの、「授業中にやってない問題が試験に出てる」だの書いていたので、その後ぜええんぶ、出されるであろう予想の出題で授業をやった。
 ところが別に試験の成績が上がるわけでもない。しかも、その後やったアンケートの結果には同じことが書いてある。
 つまり、勉強してない。
 同じのが出たのもわかってない。
 実はこれは旧学区制3番手の進学校のアンケートなのだけれども、ノートというものは自分で作るものだし、授業中にやってない問題が試験にいくつか出るのは当たり前のことだということは、そういう学校を経てきた人ならわかるかと思う。
 なぜかというと、実力がつかない。
 にもかかわらず一部の連中がどうしてそんなことを書くのか。
 だいたいそれなりに出来る子はそんなこと書きませんわ。授業中ほとんど解説されたことをそのままテスト出されて「テストに出てない」なんてはずれたこと書きませんわ。
 試験前にちゃんと勉強してきたら。
 それが授業アンケートなるものの実態ですわ。
 これがもし中堅校、もっと低い底辺校、中学だったらどうなるのか。
 
 逆に、これがもし中堅校や底辺校、中学の先生で、給料を減らされたり、クビにならないためにはどうしたらいいか。
 テストで点をとらせるように細工すればいいわけです。
 テスト前に同じ問題を配って、それを出すと予告して、そして生徒はそれをまる覚えしてくるようにすればいい。
 中学などは全部それにするわけにはいくまいが、特に成績の低い子を、たとえば補習に呼んだりして、出る問題を教えるわけですな。アンケートはありませんが、とある私学の学校でやってましたよ、実際に。そしてその私学の子たちは、それなりに出来る子たちだったのですぐに勘付いて、補習を受けた子たちに、「どこ出るって?」って尋ねるわけですよ。私と組んだ先生がやってらして、留年したり成績が悪かったりするとどっかから文句が来るんでしょうな。
 かなり落ちましたけどね、その私学の進学率。

 機嫌をとろうと、教室で暴れててもしかれない先生とかも出てくるかも。

 それでもやる?
 授業アンケート。
 結果として学力の低下を招くだけだと思いますけど。

 そもそも橋下氏が危惧していた、公立高校の凋落。
 私学無償化にして競争力をつけるとかいった原因の、公立高校の凋落。
 これの原因の一つは、下位学年から来てるわけです。
 親文句言うてくるから授業中暴れる子供怒られへん。
 怒られへんどころか、すぐに子供が「怒ったら教育委員会に言うで」って先生にいう。
 だいたい先生が面白い授業したら児童生徒はきくやろうというのは、進学校を出た人の理屈で、きかないものは全然きかない。
 この小説面白いでと言って大好評のを差し出しても、読まない子は読まないのと同じ。
 こう書いてもわからない人は一回教育現場に入ってそういう子供たちがいる現実を見てきましょう。
 で、だいたい子供というのは授業できいたことでだいたいのことが頭に入り、学力がついていく。ところがうっるさいクラスで集中もできん、先生の声がとぎれとぎれにしか聞こえん、そんなので学力なんてつくはずがない。塾でなんとかなるとかいうのはだいたい「まあまあの」子供。本当にできる子は、例にもれず、だいたい両方をこなすもんです。
 さらに、親文句言うてくるから、勉強のレベルもかなり下げないといけない。
 中間クラスに合わせて授業をするべきが、一番下にあわせてやるわけですな。
 誰にきいたって?
 うちの甥っこと姪っ子。
 だから先生のせいもあるやろうけど、先生だけと違うねん。
 一部どうしようもない妨害者がおって、そっちをなんとかせないかんのに、現場を知らない進学校出身の、さらに50人詰め込まれても大人しく授業をきいた古き良き時代しか知らない人たちは、全部先生の責任にするわけですよ。
 で、そういう環境で育ってきた子が、出来る子も含めて、上の中学高校へ上がっていくわけです。
 この状況を知っている先生たちは地域を選ぶか私学に行かせる、それが現実です。
 教育委員会は何も味方してくれないし、事件おこしたら先生の方を教育委員会に呼んで注意する。
 企業のように現場にきて怒るのではなく。
 うるさくて勉強する体勢もできてない子が妨害してるのに、先生が悪いことにされる理不尽を知っていて、どうして可能性ある我が子をそのまま公立にいかせよう。

 公立高校が凋落した理由のもう一つ。
 うちの父親が公立の先生をしていて、その頃のことですが、よく父が言ってました。
 進学校(中堅上位校も含めて)にいる先生を理由なく、ぽんと底辺校に転勤させる。
 本当にそれなりの力のある先生が、ぽーんと底辺校に飛ばされるわけです。
 そりゃあ最初の何年間はうまく行ったでしょう。
 ところが数年経ち始めると、進学校の先生たちに異変が起き始めた。何が起きたかというと、その学校にいる間に、お金もくれる進学校の私学に変わろうと言う話になったわけですよ。
 これでどんどん公立の進学校から、あるいは進学校を目指していた中堅上位校の先生たちがわっと逃げ始めたわけです。
 今現在の、下げられた給料に腹を立てて、我こそはと思う先生が私学や他府県に移り、続出しているのとちょっと似た状況ですな。
 さらにもう一つ悪いことに、逆に底辺校にいた先生たちを、いきなり進学校や中堅上位校に放り込むわけです。
 私の父親から実際きいた会話ですが、父は旧学区制一番の進学校にいて、その時に底辺校からきた先生が作ったテストを見てびっくりした。
 そんでこれではいかんと思って、その先生にきいたんですね、「なんでこんな易しい問題なんですか。」
 きくとその先生はこう答えた。「だって点数がとれないと生徒がかわいそうじゃないですか。」
 
 私が実際体験したもう一つのケースで、かつて中堅上位校で、現在下位校に落ちている学校なんですが、三年生の試験で問題を見ると、試験前に配ったプリントまんま、いくつも問題が出ている。あっけにとられて、一緒に組んでいた先生を「なんやこの先生」と思ったんですが、とりあえず講師の身なのでしばらく黙っていた。そしたら私と同じ年に底辺校から変わってきた正規教諭の先生が隣の席やってんだけど(ちなみに父の教え子だった)、ある時その話をしたら、
「そうでしょう、現代文でも〇〇先生の持ってるクラスが平均点いいのって、やっぱりあのプリント配ってるからかなと思って。あたしあんなん配ったらあかんやんと思って配れへんかってんよ。」
「ええ?現代文でもしてたんですか? ていうか、あんなん、前いた〇〇高校ではしてましたけど、この学校でしたらダメでしょう?」
「〇〇高校って、〇〇先生の前任校らしいわよ。」
「は?」
−−とかいう実際の会話。前任校の〇〇高校は偏差値41の底辺校でございまして、さらにきくとその先生は20年前から現在の学校にいらっしゃるとか。私が現役の時は中堅上位だったあの学校が、20年前からすべり落ちて…まあその先生のせいばかりではあるまいが、そういう先生がどれだけいるのだろう。ただでさえ、新規採用は10年以上なかったし、中堅校は底辺校から比べたら、「教えがいのある学校」ではなく「楽な学校」とか言われ、さて転勤してきた方々はどれほどの努力をされていたのやら、あらあらさっぱり。
 ちなみに大阪の主要科目、特に文系科目は、採用の穴の時代があり、募集そのものが停止していたので、あと5年もするとベテランがほとんどはけてしまい、下手をしたら一校に国語科英語科社会科のベテランが一人もいないということにもなりえる。
 採用計画もこのていたらくだったんですな。

 橋下くんの頃の北野高校は、そりゃ立派な先生がたくさんいらしたと思います。
 北野って言ったら、東京でなら日比谷あたりですかね。
 あの時代は校長が教員の転勤をおさえ、集めしてたんです。
 たぶん橋下さんや私らがその最後の時代だと思います。
 できる先生は転勤させない、あるいは熱心で生徒にも慕われるよその学校の先生に、かわってこないかと誘いかける。
 それに反発した人たちが教育委員会にいって(教育委員会とは、教育行政職員という現場知らずの、そこを仕切ってる人と、先生あがりの管理職予備軍からなっている。教育行政職員がたいがい上で君臨しているので、嫌な学校に赴任させられないため、管理職予備軍はそれほど逆らわないとか。)無茶な先生の飛ばし方をしたんでしょう。管理職予備軍は希望を出して試験を受ければなれますから。
 管理職は、現場で先生として優れているとか関係ない。
 管理職は授業が下手で現場がいやな先生がなる、という人もいるぐらい。
 金八先生世代のちょっと後からですね、教育委員会の権限が強くなって校長の権限が弱くなったのは。
 たぶん世間もそれだけ、もの申したのかもしれない。
 「あんないい先生もいるのに」とか言って。
 私もこの時代はぼーっとした高校生だったので、よくはわからんのだけど。


 なんか教育をよくしたいと思ってるわりには、ほんま現場知らずのずれたこと決めはるなと心から思う、維新の会。
 ていうか、橋下さんはテレビの番組に出てるときは、現場を知らなかった故に、もっと謙虚で無理な発言はしなかった。あの謙虚さはどこへ行ってしまったんだろう。
 マスコミや世間がうるさく口出しし始めたら、いつも教育現場は変な方向にいく。
 そんなことにもちょっと触れてたように思うんだけど。どうだっけ?
 そもそもよくしたいなら、「指導力のある先生」は逃してはいけない。
 逃す原因も作ってはならない。
 まして努力しようとする先生の芽も積んではいけない。
 教師なんて一年でベテランになるわけでもあるまいし。
 工夫をするなとは言わないが、改悪するのはだめでしょう。
 
 それと、もっと教育に関する意見をきく相手を選ぶべきではないのだろうか。
 正直なことは、私みたいに離れた人しかいいませんし、離れた人でないと説得力もない。
 現役で本当のことを言えないこともあるし。
 それができないなら、行政職員を現場で一年ぐらいひらの講師待遇で研修させるか、企業に入った人間を同じく扱いで研修させるかして、現場現状を知らない人に知らせる必要があるかと思う。
 そしたら、あんな底辺校ではさっぱり使えない検定教科書も、なんとかなって、最低の学力ぐらいはみんなにつけられる、大学に行く見込みのなかった子が、いけるようになったりするんじゃないの?
 どう?

posted by きよら at 19:55| 橋下徹政界引退記念

2011年11月13日

平松vs.橋下 大阪市知事選

 風邪ひきましてね。
 面倒なので今回は大阪弁で。
 
 ところで大阪に住んでる皆さん、豹柄の服来たおばちゃんって、実際どれぐらい見たことあります?
 私人生で一回ぐらい、しかもよう見な豹柄とわからんぐらいの豹柄でしたけど。
 それと私の予測では、地方に出た大阪人の約90%以上が「大阪人らしくない」って言われてると思います。
 私もその一人。
 じゃあ、本当の大阪人って何やねん。
 うちの校長に東京の三軒茶屋界隈あたりは大阪を思い出すでしょう、と言われた。
 たぶん御堂筋のひっかけ橋あたりとか道具屋筋商店街がテレビにいつも映るんでそう思うんかもしれんけど、あんなとこの方が少なくない?
 本当の大阪ってどやねん。
 川端康成や司馬遼太郎を輩出した大阪でございますが。

 本題。
 私最近以前にも増してテレビも見んようになってんけど、昨日TBSのニュースキャスター見てたら、平松市長と橋下知事のやりとり出てきて、大阪市区役所の編成と東京都区役所の編成を橋下(以下敬称略)が比較して、大阪の区の編成が複雑ではないことを批判してました。さすが平松さんは元アナウンサーだけあって、冷静な対応でした。私が平松氏ならこう言うてます。
「お前アホちゃうんか、百回ぐらい死んで来い!」
 あの…橋下が作ろうとしてる都における区は、自身が都にしようとしてるから知ってるはずやねんけど、政令指定都市の区役所の編成が東京の区役所の編成より複雑でないのは当然で、京都市と比較するならまだわかるけど、…なんなん、あれは。
 町の派出所に留置所がないと怒ってるようなもんやないけ。
 ちょう、なんで誰もあれ叩けへんねん。
 「詭弁」どころの話やない、失笑もんやろ。
 
 んで、さらに平松氏は世界で住みやすい都市に大阪市があがっている例を紹介し、それに対し橋下は、法政大学の先生が幸福度の一番低い都道府県の最下位に大阪を上げている例を紹介して対抗しようとしたが、
「お前なんでそんなアホやねん、天下の北野高校出てんちゃうんけ。」
と、叫びそうになったのは私だけか。
 ていうか、平松氏があげた例のは大阪市、橋下が上げた例のは大阪府。
 要するに、橋下は自分が知事として働いている大阪府が一番あかんと自分で卑下してるようなもんやねんけど、何にも対抗してないと思えへん? 幸福度が一番低い「都市」ちゃうで、「都道府県」やで?
 なんなんあれ。テレビは橋下がアホに見えるように、わざと編集でもしてますのん?

 つらつら思い返すにつけ、あのWTCへの庁舎移転もなんやったんか。
 80億円も出して買うてんで。
 結局識者の説明の結果、地震による地盤沈下と津波に耐えられへんから庁舎として使われへんで終わってんで。
 結果として谷町線にある庁舎と南港にある庁舎と分割されてしまい、ごっつ不便になっただけのことやん。
 ていうか、つまり移転せんほうがよかったん違うん。
 結局無駄やん。
 80億円の無駄遣い。
 その前にやで、識者に相談せんでもあそこの不便さはようわかるしさ、島に行くルートが二か所しかないねんから、地震でその前後が倒壊したりふさがれたりしたら、緊急対策本部として庁舎が機能せんのは見えたぁるし、その二か所ルートふさいだらテロ立てこもりもOKってことやん。
 地盤沈下以前の問題やろ。
 識者に説明されんでもわかるやん。
 その落とし前はどうつけてくれはるん、橋下さん。
 弁償しいや、橋下さん。
 移転せんでよかったってことやろ?
 安物買いの銭失いとはこのこと言うんやで。
 あの金あったら、泉州地域の治水ダム作れたやん、余裕で。
 住民がもしもの時は確実に耐えられないので、是非作ってくれ言うた治水ダム。
 途中まで出来てて中止決定した分。
 説明しいや、選挙選で。

 あと、私立高校の無償化。
 私の勤めてるとこでも失笑されてますで、大阪私学の無償化。
 ていうか、私立無償化したら意味ないやん。
 施設がいいのわかってるんやし、駅から近いし、みんな私立行くやん。
 先生らも給料いいからどんどん補習してくれるし。(長期休暇中の補習はどこも公立と違って私立は別報酬。)
 結果として私立高校はどうなってるか知ってる?
 公立発表後、予定外の人員が押し寄せて、断るわけにもいかず、それを無理に教室に入れたために、収拾がつけへんねんて。
 公立も同様に、不況で私立に行かれへん子を受け入れるため、合格定員を一クラスずつ増やした、その後で、50校近くの定員割れが起きたので、教諭を入れなくてもいいところに教諭が入って予算がだぶついてるとか。
 しかもこれ来年以降続くなら、入学者の数が読まれへんで、ギリギリまで教師の配置決定ができない。場合によっては非常勤講師がつかまらないまま新学期突入、授業開始もありえる。
 アホ?
 これも説明してほしいわ。

 公務員の給料削減、国と合わせて公共事業の減少、地方税の増額、社会福祉費用の減額、社会保険費の減額(市民は支払う費用が増額)。
 この結果これが知事主導型のデフレを引き起こし、企業倒産件数が、リーマンショックで減少傾向やった全国に比べて(←ここがポイント)なぜか大阪は増大の一途(全国の15.6%が大阪府下の倒産)、完全失業率全国ワースト3位(2010年)、生活保護率全国1.5%に対し、3.2%(2010年)。
 橋下になってから。
 大阪の府のマイナスを減らすのに躍起になって、庶民の生活を奪う結果となっているのですが、そこんとこも説明してほしいですね。
 急激に給料へらされて、先生が万引きしてつかまったとか、本当、馬鹿じゃないって感じ。
 非常勤講師は実質30%報酬減でなり手がなく、校長はあちこちに求人を出すし。
 八尾のスーパーのレジ横にまで貼られてるらしい。学校の講師の求人。
 東大阪では小学校の先生の3分の2が講師やねんて。
 要するに経費削減で。
 上が削れと言うたら、下は出世のため、左遷されないために前え習えで頑張るので、教育現場がどうなるかとか知ったこっちゃない。
 一生懸命経費削減のためにいろんなことを平気でする。
 講師、全員一斉に示し合わせて辞めたらどないすんねんろ。
 ただでさえ講師やってたからって採用試験で優遇措置なんかないしよ。
 
 御堂筋イルミネーションなんかやってる場合か。
 市町村の道はちょっとはずれたらどこもでこぼこやし。
 ていうか私学の無償化の金ってどっから出てんろ。
 そんな金あるんやったら先生らにちゃんと給料払いや。
 結局力のある「我こそは」の先生が他府県と私学へ逃げたやん。
 知らんとは言わせへん。
 何してるん。
 授業アンケートなるものをして、その結果が悪く出た先生のボーナスを減らすとか、そんなことも言うてるらしいけど、予備校で本当に受験に受かるために良質の授業を求めて生徒がアンケートに答えるならまだしも、ただの普通科の学校でそんなんしたら、成績の悪いクラスから先生のせいにしやがって、アンケートの結果が悪くなるだけに決まってるやん。
 底辺校やと結果が低くなって当然ってことやろ?
 たとえ授業きいてなくてもテストの結果が悪かったら先生の説明が悪いせいにしたらええんやし。
 (ていうかこれもうちの職場で話したら、「馬鹿じゃない?」と言われて上と同じようなことを言われましたよ。)

 ちょっと。
 辞めたはいいけどちゃんとその体たらくの結果を説明してから辞めや、橋下。
 橋下の出した結果なんて、ある年の財政の支出のプラスマイナスが無理な給与削減をしてなんとかゼロになっただけやろ?
 そんな無理矢理な業績なんていらんしよ。
 自分の政治家としての結果を残したいためだけに無理したようにしか見えへんわ。
 大阪「府」が嫌なら東京行って知事しいや。
 全体的に見たら悪くなってるだけやん。
 知事関連の職員の自殺者は増やすし。
 とりあえずもうこれ以上荒らさんといてほしいわ、私の大事な故郷を。

 平松氏と比べたらすごいアホなことはテレビ見てようわかったから、さっさとすっこんでどっか行ってや。
 頼むわ、ほんま。
posted by きよら at 19:23| 橋下徹政界引退記念